平均足は現在と過去の価格を平均化し、方向性のある局面を見やすくします。ただし表示価格は合成値です。この戦略ではトレンドの持続と調整終了の把握に平均足を使い、実際の注文とストップは通常価格から決定します。
戦略の仕組み
大きな陽線が続き下ヒゲが短い状態は上昇圧力、反対に大きな陰線と短い上ヒゲは下降圧力を示します。実体が小さく両側にヒゲが出ると、勢いの低下や転換過程が疑われます。
確立したトレンド、制御された小休止、元の方向へ拡大する継続足の順を待ちます。1本の色変化だけではエントリーしません。
インジケーター・市場・時間足
平均足、実行可能な価格水準を確認する通常ローソク足またはライン価格、スイング構造、任意のEMA 50。
流動性の高い主要通貨ペア。重要指標による急反転では平滑化が遅れるため、経済指標とスプレッドを確認します。
H1とH4は連続性を読みやすく、M15とM30では色変化が増えるため追加フィルターが必要です。
エントリールール
BUYチェックリスト
- 通常価格が上昇構造で、直前の平均足に強い陽線が連続している。
- 小さな実体を伴う押し目または小休止が、構造的な押し安値を割らない。
- 下ヒゲの短い新しい陽線が拡大し、通常価格も確認してからBUY。
SELLチェックリスト
- 通常価格が高値・安値を切り下げ、平均足も下降を維持している。
- 戻り局面で小さな混合足が現れ、無効化高値を超えない。
- 上ヒゲの短い陰線が拡大し、通常価格を確認してからSELL。
Stop LossとTake Profit
Stop Loss
平均足の合成OpenやCloseではなく、実際の価格スイングからStop Lossを決めます。BUYでは押し安値、SELLでは戻り高値を使います。
Take Profit
次の通常価格の構造、固定1.5R〜2R、または確定スイングに沿うトレーリングを使います。色変化で決済するなら、そのルールを別に検証します。
1色ではなく連続性を読む
トレンド、小休止、継続の一連の流れが完成してからリスクを取ります。
| 局面 | 平均足の見え方 | 判断 |
|---|---|---|
| トレンド | 同色の大きな実体と片側の短いヒゲ | 確立した方向だけを準備 |
| 小休止 | 実体が縮小し両側にヒゲ | 予測せず待つ |
| 継続 | トレンド方向へ実体が再拡大 | 通常価格で確認してエントリー |
リスク管理
ポジションサイズを計算する前に、金額ベースの許容損失を決めます。相関するポジションをまとめて管理し、1日および口座全体の最大ドローダウンを設定してください。損失確定を避けるためだけに、エントリー後のStop Lossを広げてはいけません。
トレード例の流れ
USDJPY H1の図解例では、通常価格が押し安値を維持し、強い平均足の陽線がトレンドを示します。3本の小さな混合足の後、下ヒゲの短い大きな陽線でBUY。Stop Lossは実際の押し安値の下、Take Profitは約2Rです。
このセットアップを避ける場面
レンジ内の色変化、ニュース直後の極端な足、通常価格がすでに無効化水準を割った場面は避けます。合成された平均足終値に指値・逆指値を置かないでください。
責任ある検証方法
- 結果を見る前に、エントリー・決済・無効化の全ルールを書き出します。
- 都合の悪い損失も除外せず、条件を満たした過去の全セットアップを記録します。
- スプレッド、手数料、スワップ、現実的なスリッページを含めます。
- ルール調整に使っていない未使用の検証期間を分けて残します。
- 本番運用を検討する前にデモ口座でフォワードテストし、リスクを抑えて観察します。
チャートは説明用です。勝率、月間利益、結果の保証は行いません。結果は市場環境、コスト、約定、ルールの遵守によって変わります。